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SOULTRIP

土曜日, 6月 19th, 2010

約10年ぶりの韓国へもうすぐ着陸。6/15朝、福岡は大雨だったけどソウル市内快晴。

空港からリムジンバスでソウル市の中心部、光化門へ。2010年WORLDCUP応援の大きな懸垂幕があちこちに下がっていてWORLDCUPへの韓国民の熱気がメラメラした街中。最終日の17日はやけに赤いTシャツを着た人が多いと思ったら、その日は韓国×アルゼンチン戦。OLさんも露天商の人達(彼らはレッドデビルグッズを売ってるから当然ね)も本屋さんも学生さんも空港で働く人、見渡せば1割以上の人がどこの場所でも赤いモノ着てるし、大型ビジョンで観戦する広場はお昼からぼちぼち人が埋まっているし。夜に近づくにつれて真っ赤に染まっていったんでしょうね(その日の夜にフクオカ着)

侍ジャパンも20日のオランダ戦、がんばってね。

荷物を宿泊先の“サマーセットパレス”に預けて三清洞サムチョンドンへ。同行者Jちゃんのプランで今回旅しています。“マナニムレシピ”というおススメ店で「ビビンパッ」など食し、刺繍美術館へ。↑車が止まっている道も結構急な坂道、その坂道を10分くらい上がって、この階段を上りきったところに目指す刺繍美術館はあります。この階段、ほぼ90度。汗だく。

刺繍を施す贅沢さ。色とりどりの糸で模様や絵を生地に刺す。多ければ多いほど韓服の重厚感が増して美しくなる。

三清洞サムチョンドンギルを散策。爽やかな樹々と煉瓦作りのゆるやかな路面街はほぼカフェとお洋服屋さん。オシャレな街だからアンティークの帽子屋さんやビル中に帽子の学校があったり、韓国の帽子文化を少し味わうことが出来た。洋服は「えっ?そうくるのかい」と思えるオモシロいデザインが多々目についたけど、この街の帽子店は落ち着いたデザイン。帽子のデザインって、難しいんだよね。。。やり過ぎると自己主張のかたまりみたいになるし、きっかり作るとオーソドックスになって面白みがなくなるし。。

夕飯には「カンジャンケジャン」蟹の醤油漬け。お腹いっぱいたらふく蟹つくし。ひとつ目はチョッカラ(お箸)で身をかき出して食べたけど、ちょっとづつしか口に出来ないのでふたつ目はがぶりとかぶりついたら、口いっぱいに蟹の身が入ってようやくカンジャンケジャンの味を知る。かぶりついて食べるべし。ついご飯がすすみ二杯頂く。

2日目、広蔵市場クァンジャンシジャンへ。「麻薬キンパッ」で朝食、材料の買い出しへ。一生懸命探しているので写真を撮る余裕はないよ、初めて行く広蔵市場は目眩く品揃えでゆっくりしていて、なかなかよい。

広蔵市場は食材も豊富。↑このお店は韓国の結婚式で使うお祝いのお菓子盛りを作ってます。奥のおじさんが切っているお菓子が美味しそうだね〜とじーっと見ていると、おじさん一切れづつくれました(Jちゃんお手柄!)干し柿の練り物に松の実を混ぜ込んだお菓子。この懐かしい味は和菓子にもありそう。手前のおばさんは紐に繋がったナツメを並べてお飾りを作っています。

紐状のナツメを作ってるのが斜向いの店のこのおばちゃん。ナツメに松の実を差し込んだのを紐に繋げてました。お昼食は緑豆のチヂミ。激ウマっ!好み!!ゆがいた緑豆を石臼で挽いたものと小麦粉かな?にもやしをいれて、油を3cmくらいひいた鉄板で揚げるように焼いたチヂミ。揚げたてがんもどきみたいな味。これ作ってみよう。

東大門市場に移動。東大門市場は広過ぎて、真剣に探したら時間が足りないので市場のほんの入り口辺りをさらりと流す。が、当たりがよく欲しいモノが手に入る。

サムスンが建てた“Leeum”美術館へ。陶磁器、古書画、仏教美術、金属工芸品などを展示したMUSEUM1(古美術館)と、韓国と世界の近現代美術を展示したMUSEUM2(現代美術館)の2つの建物に分かれた美術館。

こちらはMUSEUM1 (マリオ・ボッタ設計)

4階へ上がって螺旋状に階下へ下りながら3、2、1階の展示を見る設計。韓国文化を掘り下げて深ーく知っていくという感覚そのものを設計してるかの様。MUSEUM2は現代美術。日本からは村上隆と奈良美智。宮島達男の作品はエントランスのデッキに埋め込んであった。古美術館はモノトーンの非日常の空間。それにに対比して現代美術館は大きな窓から緑の樹々や葉っぱが作品と共に目に入ることで、より身近に作品を感じることが出来る。

六本木ヒルズじゃないよ〜

あーーー、ここLeeumもとってもよかったんだけど、調査ミス!私の敬愛する吉岡徳仁氏のエキシビジョンがソウル市内の美術館で6/30まであっていたことを戻ってから知ってしまったぁぁぁ。ソウルで立ち寄った本屋で見た雑誌に氏の記事が載ってたんだけどハングル読めず。ちょっとショック!東京へ行く時には必ず調べるんだけど、まさかの出来事だったぁぁぁ。東京行きでは結構な確率で氏のエキシビションに当たるので、これらは「旅先に吉岡徳仁あり!」教訓。今回は逃したけど、本当に私、徳仁氏のエキシビションに日程が重なる可能性が高いのは嬉しい(超前向きに考えよ〜)

3日目最終日。

韓国で海外の食べ物のが食べたいという私のリクエストで、カレーを食べに梨大イデ地区へ。

ここで発見!韓国の人々の舌はとても繊細だということ。カレーはそんなに辛くないし、コーヒーがとても薄い。きっと薄味文化なんだわ。唐辛子の辛さはあってもちゃんと味を味わえる舌を持っているんじゃないかな。この日の朝に食べた“干し鱈のスープ”も出汁の複雑な味が決め手だったしな〜

↓韓国の花輪

市場偵察付きSOUL食い倒れツアー。美味しい旅でした。。さてさて、

7月2日、“美付け師”濱田久代さんの着物のショーにGUIMAUVEを数点お貸し出す事になりました。とても華やかなショーになっている様ですよ!!行きたい方は私まで連絡くださーい!

詳細→fanfareブログより(【ファッションショーのご案内】下にスクロールしてください)