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Archive for 1月, 2009

帽子教室28

月曜日, 1月 26th, 2009

今回の教室では、生地を裂いてフリンジを作ってそれをトリミングするってのが流行りましたよ。

何故かというと原田さんがとてもかわいい端布で作ろうとしたら、どーしてもクラウンのトップ部分のサイズに足りなくて、生地を継いで作ることにしたのです。で、表側に生地を継ぎ、出てる布端を指で裂いてトリミングしたら、怪我の功名ってヤツですね。ボリュームが出て雰囲気がよくなりました。

それを見ていた川崎センセと福島ちゃんも「そのトリミングをしてみたい!」ということになって今回はこういう具合の帽子が出来ました。

川崎センセの帽子は次回アップ出来るかと思いますっ

クラウンのトップ(頭のてっぺん)2柄あってその継ぎ目がフリンジになっています。

定番のベレーにブリム(つば)を付けてキャスケットにしました。

福島ちゃんの渾身のフリンジトリミングです↓

 

前回原田幸子さんがつくっていたヘアーバンド。

これと今回作ったキャスケットを持って、ウォン安韓国へ行かれるそーです。

いいな〜・・・

雪が降る日に

日曜日, 1月 25th, 2009

昨日の昼頃から降り出した雪が夜にはすっかり積もって銀世界。

雪が降ると、私はある日本の昔話をいつも思い出してしまうのです。

もちろん昨日も「雪ってやさしいんだよんねぇ・・」と思いながら

雪の舞う中家路につきました。

『あとかくしの雪』

 

むかし、とても貧しい村がありました。もとは、ゆたかな村でしたが、何年か前に山が噴火して、作物がとれなくなってしまったのです。

ある秋の日のこと、この村に、お腹をすかせた旅人がへとへとになってたどりつきました。旅人はしばらく何も食べていなかったので、りっぱな庭のある屋敷の戸をたたいて、食べものをわけてもらえないかと頼みました。

ところが、出てきた主人は「だめだね、庄屋のわしだってイモの雑炊しか食えないのだ」「イモのしっぽだけでもいいんです」「人に食わせるものなど何もないよ。それからいっておくが、わしの畑からイモを1本でもぬいてみろ、代官所送りだぞ。近ごろ、村のやつがちょくちょくわしの畑のイモを盗むのじゃ。でもな、だれがやったかすぐにわかる。足あとが火山灰につくからじゃ。作物をだめにした火山灰だが、泥ぼうを捕まえるには、こんな便利なものはない。この貧乏村をあきらめて、山むこうの村へ行くことじゃな」と、旅人を追い返しました。

しょんぼり庄屋の家を出た旅人は、山を越える元気もなく、むだだとわかりながら村の家を一軒ずつたずねてみました。でも、やっぱり食べものをわけてくれる家はありません。やがて日も暮れて、歩きつかれた旅人は、村はずれのあばらやを借りて一晩の宿にしようと、小屋の戸を開けました。すると、一人のおばあさんが出てきました。幸運にも、おばあさんは心のやさしい人でした。雑草の雑炊でしたが、自分の食べる分を、旅人にみんな分けてあげたのです。でも、旅人のお腹はペコペコのままです。おばあさんにすまないと思いましたが、何か他に食べるものがないか頼みました。家には、もう何もありません。おばあさんは、このかわいそうな旅人に、何か食べさせてあげたいと思ったのでしょう。おばあさんは、何か決心したように家を出て行きました。

しばらくしてもどったおばあさんの手には、何本かのイモがありました。おばあさんは、旅人のためにそのイモを煮てあげたのです。旅人はおがむようにして、イモをおいしそうに食べ、何日かぶりに腹がいっぱいになりました。

翌朝、まだ夜もあけないうちのこと。おばあさんは、旅人を起こすと、急いで旅ださせようとしました。旅人は、おばあさんに深くお礼をいいました。ふと、地面に残っている足あとに気がついて、はっとしました。おばあさんの足あとが、あのいじわるな庄屋の畑の方へ続いているのです。

「おばあさん、あのイモは…」「よけいな心配はしなくていいの。早く山を越えて、むこうの村へいきなさい」と、しかりつけるように旅人にいうと、戸をバタンと閉めました。

ちょうどその頃、早起きの庄屋は、いつものように自分の畑のみまわりをしていました。(やや、イモを盗んだやつがいる。どこのどいつだ。うーん、この足あとは村はずれのばあさんのだな。もう、ゆるさない)。たしかに足あとは、おばあさんの小屋

のほうへ続いています。

庄屋は、すぐに代官所へ訴え出ようと思いました。でも、その朝はいつになく寒くて、しんしんと冷えこんでいました。(どうせ足あとは消えないから、大丈夫だ)と、家にもどっていっぷくしていました。やがて、日の出の時刻になって、(さて、代官所のお役人さんもやってきたころだろう、そろそろ出かけるとするか)と、戸をあけたところ、いちめんの雪げしきでした。(ややや、足あとが消えてしまっとる。何たることじゃ──)

さあ、だれが雪をふらせたのでしょうか。

帽子教室27

金曜日, 1月 16th, 2009

今年最初に帽子が出来上がった田淵麻由さん。

一日でEARMUFFとBERETを作れれば・・という問いに

一日では1つ仕上げるのが精一杯では・・・と返事をしていたのですが、

なんと出来上がってしまいました、2つ。

彼女はお菓子作りの教室を主宰しているパティシエさん。

手順が大切なお菓子を作り続けているだけあっての成せる技ですっ。

チョコレートを使ったお菓子を作るのが楽しいという麻由ちゃんは

チョコレート色に合うピンクとベージュの帽子がぴったりでした。

1月の帽子教室

火曜日, 1月 6th, 2009

明けましておめでとうございます。

2009年の始まりです、元気にこの一年過ごしましょうね。

今年の色は金、ピンク、黄色だそうです(生地を選ぶ時の参考にどうぞ)

予約はブログ上のコメントにてしていただけるとみなさまにわかり易いと思います。

よろしくお願いいたします。

操作がわからない方はお電話でもかまいませんよ。

定員:2〜3名(1日につき)

日程:1/7(水)、16(金)、25(日)
時間:14:00−19:00

料金:1回目4000円(芯地代含む)
   2回目以降3500円

材料費:基本的に生地は持ち込み(表90×70cm 裏90×40cm)
    こちらでのご用意分は別途いただきます

興味のある方は連絡、ご予約ください。
092−983−8298
エナジー帽子店

番外編で1/18(日)はコサージュのワークショップをしています。

こちらは2時間くらいです。詳しくは→TRAVELFRONT